二次創作。はじめての方はat first はじめに をご一読ください。
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「玄徳さんちの花ちゃん」「孟徳さんちの花ちゃん」「文若さんちの花ちゃん」「公瑾さんちの花ちゃん」「仲謀さんちの花ちゃん」が集まっておしゃべりしている、コネタです。
「う~」
「孫花ちゃん?」
「ああ、劉花ちゃんになら相談してもいいよね? だってもう子どももいるんだもん」
「え?」
「どういう…ことでしょう」
「このあいだね、侍女さんに言われたの。一緒に就寝してばかりいると、け、け倦怠期も早いですからお気を付けて、って」
「! …け、けほっ」
「ちょっと荀花ちゃん、大丈夫?」
「お茶が、むせただけ、です…げほっ」
「けんたいき…って、どう書くんだっけ?」
「その、まだ仲謀も若いし、すっごく大事にしてくれるし、一緒に居ないと寂しいっていうか、一緒に眠りたいの…でも、そういうことなら離れないといけないのかな、って」
「そんなに裳を握りしめちゃいけません」
「そうよ、そんなに俯いても駄目。」
「大好きなのを恥じては駄目よ。」
「もしそのひとが、そういうことを気にして寝所を分けよう、と言ったら毎日押しかけてやるくらいじゃなくっちゃ。」
「それに、わたしは毎日…その、そういう色っぽいことがなくても公瑾さんの隣にいると安心するとか、そういうのを大事に思いたいの」
「そうですよね、家族っていうか」
「孟徳さんは恋人って意識からなかなか卒業してくれないけど、実際はもう、そういうカンジよね」
「ああそれ、玄徳さんもそうみたい。ずっと恋人、って、オトコのひとのほうが憧れてるんじゃないかな」
「まあでもとにかく、一緒にいて嬉しいなら、その気持ちを大事にしなくちゃ。いまは色っぽいことが先行してても、ね?」
「みんな…ありがとう!」
「手を繋いで帰っていくわよー」
「可愛らしいですね」
「ところで趙花ちゃんはどうしたの?」
「玄徳さんが、当分ここには来ないほうがいいって。」
「ああ…孟徳さんかなり本気だったしかなあ」
「わたしの好奇心で迷惑をかけてしまいましたね…」
「しかし、孫花ちゃんってば悩むことがかわいいわー。」
「そうねえ。わたしも赤ちゃんがいるし、玄徳さんが夜中に呼ばれることもあるから今だけは別だけど」
「寝所が別なのはやだなあ…ただでさえ孟徳さんは忙しいのに、そんなことをしたら、ああ帰ってきたなあって思うことさえ取られちゃう」
「そうですよねえ。わたしも、寝台は別になることはあっても寝所が別なのは嫌です」
「寝所を別にしましょう、なんて言ったら、他の人たちに甚大な被害が行くから想像するのも止めておくわ…」
「孟徳の花は実に健気だなあ」
「お前が健気とか言うな! ああ花ちゃん、ごめんね! 今度からは細目とか厳ついのとかに阻まれても帰るから、寝台に仕事を持ち込んだりしないから! ああでもそうするとお仕事してる孟徳さんって格好いいですって言われる機会が減る! どうすればいいんだっ」
「都督殿の被害、というのも気になりますが」
「好奇心は猫をも何とやら…とか申しますよ令君。」
(2011.5.2)
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