二次創作。はじめての方はat first はじめに をご一読ください。
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「公瑾さんちの花ちゃん」と「文若さんちの花ちゃん」と「孟徳さんちの花ちゃん」が出会ってにこにこしゃべっているだけの、どうしようもない小ネタです。
ココロのひろーい方だけ、おすすみください(涙) 苦情はご勘弁下さい…
ココロのひろーい方だけ、おすすみください(涙) 苦情はご勘弁下さい…
(フォントの色を変えてみました。反映されない方はごめんなさい。ニュアンスで感じてください/涙)
「あ、あの、花さん」
「…ふふっ」
「やだな、それじゃどっちを呼んでいるのか分からないじゃない」
「それもそうですねえ。どうしましょう」
「じゃあ相手のひとの名字を付けて呼べばいいんじゃない?」
「ええと、じゃあたとえばわたしだったら荀花、とか…でしょうか」
「わたしは周花ね。…どうしたの? 荀花ちゃん」
「なんだか照れますね」
「…荀花ちゃんって可愛いねえ…」
「えええ!? みなさん同じですよ!」
「そうでもないよ? だって、曹花ちゃんはすっごく色っぽいから真昼の真っ赤な花みたいだけど、荀花ちゃんは夜の白いお花みたい。その濃紺の上着、すごくよく似合ってるよ? なんだか不思議なほめ方かもしれないけど、わたしたちのなかでいちばん肌が白いみたい。だからかな?」
「そういう周花ちゃんは、夏の朝いちばんに咲くいい匂いの花みたい。衣の彩りは淡いのに香りがすごい素敵だよ。」
「曹花ちゃんって詩人だね!」
「孟徳さんの言い方を真似してみたんだ。」
「惚気? うふふっ」
「でも本当に、曹花ちゃんはきれいです。曹花ちゃんを見習いたいな…その濃いピンク色も大きい髪飾りもすごい似合ってて、孟徳さんの横に並んだらすごくお似合いでしょうね。」
「嬉しい! わたし、そう言われるのがいちばん嬉しい。」
「そうだよね。わたしも公瑾さんにお似合いですね、って言われるのがすごく嬉しいもの。公瑾さんきれいだし何でもできるから、気後れしちゃうことばっかりなんだけど…」
「ふたりとも似合ってますよ? ちゃんと奥さんしてるって感じです」
「そういう荀花ちゃんはいちばんしっかり者なんじゃない? 眉間に皺寄ってるんじゃないの?」
「やだ、曹花ちゃんってば…そんな言い方まで孟徳さんに似なくたっていいじゃないですか」
「だって、しゃべり方がいちばん堅苦しいんだもん。怒らないで~。」
「それにしても、おんなじ『花』なのに、違う感じにできあがるものなんだね。」
「知らず知らずのうちに影響を受けるってことでしょうか?」
「そうなんだね。公瑾さんは、自分の趣味じゃないのをわたしが身につけてるとすぐ気づくし。」
「ねえねえ、じゃあ、衣装を取り替えっこしても分かってくれるかな?」
「…分かってくれなかったらショックですね…」
「ねえ、公瑾さんたち、何で見分けると思う?」
「孟徳さんだったら、ひとりずつぎゅうっと抱きしめて、抱き心地が違う、とか言うかも」
「うちはどうかなあ…」
「わたしの花はこの香りではありません、じゃない?」
「あ、じゃあ、荀花ちゃんは?」
「筆跡が違う、かな?」
「らしいなあ。」
「…うふふっ」
「なあに?」
「だってみんな、間違えずに選んでくれることを確信してるでしょ?」
「…はい。」
「間違えたら、それこそ入れ替わってやろうね!」
「うふふ、そうね。」
「花ちゃんが三人居ても、みんな違うものなんだなあ。」
「…見分けがつくのですか?」
「おや、魏の尚書令殿は見分けがつかないとでも?」
「馬鹿を仰らないでいただきたい。丞相のことですから、花ならばみな同じに見えるかと思ったまでです。」
「お前な、俺を見くびるなよ。俺の花ちゃんがいちばん綺麗なんだ、分からないはずないだろ? お前ら、連れて行こうとか思うなよ?」
「失礼ですが、わたしの花が最も清楚です。見間違えるなど有り得ません。」
「…」
「文若、お前も何とか言えよ。」
「花の愛らしさは口で言い表せるものではありませんので。」
「ほう、さすが尚書令殿は仰ることが違いますね。」
「…なんかいま文若に負けた気がする…」
(2010.10.21に編集。)
「あ、あの、花さん」
「…ふふっ」
「やだな、それじゃどっちを呼んでいるのか分からないじゃない」
「それもそうですねえ。どうしましょう」
「じゃあ相手のひとの名字を付けて呼べばいいんじゃない?」
「ええと、じゃあたとえばわたしだったら荀花、とか…でしょうか」
「わたしは周花ね。…どうしたの? 荀花ちゃん」
「なんだか照れますね」
「…荀花ちゃんって可愛いねえ…」
「えええ!? みなさん同じですよ!」
「そうでもないよ? だって、曹花ちゃんはすっごく色っぽいから真昼の真っ赤な花みたいだけど、荀花ちゃんは夜の白いお花みたい。その濃紺の上着、すごくよく似合ってるよ? なんだか不思議なほめ方かもしれないけど、わたしたちのなかでいちばん肌が白いみたい。だからかな?」
「そういう周花ちゃんは、夏の朝いちばんに咲くいい匂いの花みたい。衣の彩りは淡いのに香りがすごい素敵だよ。」
「曹花ちゃんって詩人だね!」
「孟徳さんの言い方を真似してみたんだ。」
「惚気? うふふっ」
「でも本当に、曹花ちゃんはきれいです。曹花ちゃんを見習いたいな…その濃いピンク色も大きい髪飾りもすごい似合ってて、孟徳さんの横に並んだらすごくお似合いでしょうね。」
「嬉しい! わたし、そう言われるのがいちばん嬉しい。」
「そうだよね。わたしも公瑾さんにお似合いですね、って言われるのがすごく嬉しいもの。公瑾さんきれいだし何でもできるから、気後れしちゃうことばっかりなんだけど…」
「ふたりとも似合ってますよ? ちゃんと奥さんしてるって感じです」
「そういう荀花ちゃんはいちばんしっかり者なんじゃない? 眉間に皺寄ってるんじゃないの?」
「やだ、曹花ちゃんってば…そんな言い方まで孟徳さんに似なくたっていいじゃないですか」
「だって、しゃべり方がいちばん堅苦しいんだもん。怒らないで~。」
「それにしても、おんなじ『花』なのに、違う感じにできあがるものなんだね。」
「知らず知らずのうちに影響を受けるってことでしょうか?」
「そうなんだね。公瑾さんは、自分の趣味じゃないのをわたしが身につけてるとすぐ気づくし。」
「ねえねえ、じゃあ、衣装を取り替えっこしても分かってくれるかな?」
「…分かってくれなかったらショックですね…」
「ねえ、公瑾さんたち、何で見分けると思う?」
「孟徳さんだったら、ひとりずつぎゅうっと抱きしめて、抱き心地が違う、とか言うかも」
「うちはどうかなあ…」
「わたしの花はこの香りではありません、じゃない?」
「あ、じゃあ、荀花ちゃんは?」
「筆跡が違う、かな?」
「らしいなあ。」
「…うふふっ」
「なあに?」
「だってみんな、間違えずに選んでくれることを確信してるでしょ?」
「…はい。」
「間違えたら、それこそ入れ替わってやろうね!」
「うふふ、そうね。」
「花ちゃんが三人居ても、みんな違うものなんだなあ。」
「…見分けがつくのですか?」
「おや、魏の尚書令殿は見分けがつかないとでも?」
「馬鹿を仰らないでいただきたい。丞相のことですから、花ならばみな同じに見えるかと思ったまでです。」
「お前な、俺を見くびるなよ。俺の花ちゃんがいちばん綺麗なんだ、分からないはずないだろ? お前ら、連れて行こうとか思うなよ?」
「失礼ですが、わたしの花が最も清楚です。見間違えるなど有り得ません。」
「…」
「文若、お前も何とか言えよ。」
「花の愛らしさは口で言い表せるものではありませんので。」
「ほう、さすが尚書令殿は仰ることが違いますね。」
「…なんかいま文若に負けた気がする…」
(2010.10.21に編集。)
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