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「荀花ちゃーーん」
「ほんと、孟徳さんにそっくりの笑顔で走ってくるわね」
「しかもあれって、超面白いことを考えついたときの顔だよねー」
「なになに?」
「これ見て!」
「えーと…」
「きっったない字だあ…『秘薬』?」
「うっわ、うさんくさーい」
「これどうしたの?」
「街で売ってたの。性格が逆転する薬なんだって!」
「…」
「…」
「それ、孟徳さんに飲ませようと思って買ったの?」
「あっ、孫花ちゃんってば」
「ストレートに聞くし…」
「…うちの文若さんがいちばん面白そうだからとか言ったらわたしにも考えがあります」
「おおー荀花ちゃんがキレたー」
「どうするの?」
「うちの文若さんを曹花ちゃんのところに送り込んで、文若さんダブルで孟徳さんのお仕事を見張ってもらいます!」
「そのダブルこわいねー」
「アイスクリームみたいだけど甘くなさそうだね」
「荀花ちゃんには甘いんじゃない?」
「わたしの話はしてません!」
「飲めばいいじゃないか、なあ?」
「興味深いな。」
「性格が逆転って言ったっていろいろあるよなあ、公瑾?」
「ええ。仕事に無気力になるだけならまだしも、女人に甘くなったり、金銭に甘くなったり、妙に弱気になったりするかもしれません」
「俺の想像力を持ってしても想像できないなあ、そういう文若」
「…分かりました。では、あなたがたの花で試すといたしましょうか」
「何?」
「いろいろと変わるかもしれませんが、結果は座してお待ち下さい。では」
「おい、俺の花に手を出してもらっては困る!」
「そうですね、もしかしたらあちらの魏がとばっちりで滅亡するかもしれませんね」
「公瑾の八つ当たりは凄いんだぞ! いますぐ止めたほうが身のためだぞ!」
「仲・謀・様?」
(2012.6.8)
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