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二次創作。はじめての方はat first はじめに をご一読ください。
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 「玄徳さんちの花ちゃん」「孟徳さんちの花ちゃん」「文若さんちの花ちゃん」「公瑾さんちの花ちゃん」「仲謀さんちの花ちゃん」が集まっておしゃべりしている、コネタです。
 
 

 
 
 「こんにちわ、趙花ちゃん」
 「あ、あの、こんにちわ」
 「なんだか初々しくて可愛い~」
 「本当ね、なんでかなあ、きらきらしてる」
 「仲謀とは違う意味できらきらだね。」
 「早速ですけれど! あの、子龍くんが女装したって本当!?」
 「…早速すぎない?」
 「本当、です」
 「きゃあ、やっぱり本当なんだ!」
 「ねえねえ、美人だった?」
 「はい、すっごく!! もう、ケータイ使えないのがめっちゃ残念っていうか」
 「どんな格好したの?」
 「妓女さんなんですけど」
 「うわあ、セクシー系ですか?」
 「色気も追加できたの? どれだけ有能なの子龍くん」
 「見たい~見~た~い~」
 「もうダメですよ。ぜったいやってくれません」
 「どうしてーー?」
 「えっと……あの、ちょっと内緒話していいですか?」
 「うん」
 「はい」
 「(ひそひそひそ)…ということをみなに話しますよ、って交換条件を出されるので、わたしからは交渉できないんです」
 「そんなことあったの?!」
 「そんなことがあっても一緒に旅ができたんですね~。さすが子龍くん」
 「どうしたの孫花ちゃん?」
 「なんかうちも同じようなことしそうだから…」
 「それでいいじゃない! 孟徳さんなんか、狙って来そうだもん!」
 「さすがにそれは無いでしょ。」
 「そうですよ、孟徳さんなら一緒に水浴びする? って言ってくるけど、断ったらちゃんと尊重してくれますよきっと」
 「ねえ荀花ちゃん、やけに具体的なのはどうしてかしら。」
 「たとえ話だからですよ」
 「曹花ちゃんがこわーい…」
 
 
 
 
 「なにがあったんだ? 子龍」
 「何もございません、玄徳さま」
 「即答とは、かえって嘘をついていると言うようなものですよ。」
 「諦めた方がよいかと思う、子龍殿。丞相は嘘を見抜かれる」
 「趙子龍。何があった?」
 「嘘をつけぬならばなおさら、わたしの花の名誉に懸けて申し上げる訳には参りません!」
 「ふうん、名誉ねえ…」
 「子龍。俺にも言えないのか?」
 「申し訳ございません玄徳さま!」
 「下手に興味を煽ってしまって…おや?」
 「丞相? どちらに…あ、あれは趙花殿とふたりで話しておられるが」
 「趙子龍!!! お前、花ちゃんの裸を見たんだってな!!!」
 「…なに?」
 「おや、そんなことがあったのですか」
 「はだかをみた? はだかを…み、た?」
 「趙子龍、覚悟!」
 「待て孟徳。」
 「玄徳! かばうとお前も叩き斬る!」
 「理由も状況も聞かずに部下を危険にさらす訳にはいかん」
 「この場合、花のからだを見たという以上の理由と状況は要らぬでしょう。」
 「都督殿、とりあえず弓を下ろして頂けますまいか」
 「お断りいたします。」
 「そうだよなあ、花ちゃんの躰は俺だけが知っていればいいんだ!」
 「…それは違うだろっ」
 「そう仰るなら、ここに居る全員が丞相に斬られねばなりません。」
 「おい、魏の尚書令。なんでお前は落ち着いていられるんだ」
 「花を悲しませるのは本意ではありません」
 「令君、それをおっしゃるのは卑怯です」
 「おい、おっさん。あそこで涙目になっている花たちが目に入らないのか?」
 「…っ」
 「仕方ありませんね。その命、わたしの花に免じて預けましょう」
 「都督! …ああーー、もういい! もう帰る!」
 「劉皇叔はずいぶん落ち着いていらっしゃいますね、さすがです。」
 「…いや、令君。玄徳さまの肩あたりは怒っておいでです」
 「そうなのですか?」
 「花、帰るぞ!」
 「仲謀さま、わたしも失礼いたします」
 「子龍。くれぐれも! 気をつけて帰れよ。」
 「ありがとうございます、玄徳さま」
 「いいな、くれぐれも、だぞ!」
 「は、はい」
 
 
 
(2011.4.10)

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