二次創作。はじめての方はat first はじめに をご一読ください。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「玄徳さんちの花ちゃん」「孟徳さんちの花ちゃん」「文若さんちの花ちゃん」「公瑾さんちの花ちゃん」「仲謀さんちの花ちゃん」が集まっておしゃべりしている、コネタです。
「こんにちわ、趙花ちゃん」
「あ、あの、こんにちわ」
「なんだか初々しくて可愛い~」
「本当ね、なんでかなあ、きらきらしてる」
「仲謀とは違う意味できらきらだね。」
「早速ですけれど! あの、子龍くんが女装したって本当!?」
「…早速すぎない?」
「本当、です」
「きゃあ、やっぱり本当なんだ!」
「ねえねえ、美人だった?」
「はい、すっごく!! もう、ケータイ使えないのがめっちゃ残念っていうか」
「どんな格好したの?」
「妓女さんなんですけど」
「うわあ、セクシー系ですか?」
「色気も追加できたの? どれだけ有能なの子龍くん」
「見たい~見~た~い~」
「もうダメですよ。ぜったいやってくれません」
「どうしてーー?」
「えっと……あの、ちょっと内緒話していいですか?」
「うん」
「はい」
「(ひそひそひそ)…ということをみなに話しますよ、って交換条件を出されるので、わたしからは交渉できないんです」
「そんなことあったの?!」
「そんなことがあっても一緒に旅ができたんですね~。さすが子龍くん」
「どうしたの孫花ちゃん?」
「なんかうちも同じようなことしそうだから…」
「それでいいじゃない! 孟徳さんなんか、狙って来そうだもん!」
「さすがにそれは無いでしょ。」
「そうですよ、孟徳さんなら一緒に水浴びする? って言ってくるけど、断ったらちゃんと尊重してくれますよきっと」
「ねえ荀花ちゃん、やけに具体的なのはどうしてかしら。」
「たとえ話だからですよ」
「曹花ちゃんがこわーい…」
「なにがあったんだ? 子龍」
「何もございません、玄徳さま」
「即答とは、かえって嘘をついていると言うようなものですよ。」
「諦めた方がよいかと思う、子龍殿。丞相は嘘を見抜かれる」
「趙子龍。何があった?」
「嘘をつけぬならばなおさら、わたしの花の名誉に懸けて申し上げる訳には参りません!」
「ふうん、名誉ねえ…」
「子龍。俺にも言えないのか?」
「申し訳ございません玄徳さま!」
「下手に興味を煽ってしまって…おや?」
「丞相? どちらに…あ、あれは趙花殿とふたりで話しておられるが」
「趙子龍!!! お前、花ちゃんの裸を見たんだってな!!!」
「…なに?」
「おや、そんなことがあったのですか」
「はだかをみた? はだかを…み、た?」
「趙子龍、覚悟!」
「待て孟徳。」
「玄徳! かばうとお前も叩き斬る!」
「理由も状況も聞かずに部下を危険にさらす訳にはいかん」
「この場合、花のからだを見たという以上の理由と状況は要らぬでしょう。」
「都督殿、とりあえず弓を下ろして頂けますまいか」
「お断りいたします。」
「そうだよなあ、花ちゃんの躰は俺だけが知っていればいいんだ!」
「…それは違うだろっ」
「そう仰るなら、ここに居る全員が丞相に斬られねばなりません。」
「おい、魏の尚書令。なんでお前は落ち着いていられるんだ」
「花を悲しませるのは本意ではありません」
「令君、それをおっしゃるのは卑怯です」
「おい、おっさん。あそこで涙目になっている花たちが目に入らないのか?」
「…っ」
「仕方ありませんね。その命、わたしの花に免じて預けましょう」
「都督! …ああーー、もういい! もう帰る!」
「劉皇叔はずいぶん落ち着いていらっしゃいますね、さすがです。」
「…いや、令君。玄徳さまの肩あたりは怒っておいでです」
「そうなのですか?」
「花、帰るぞ!」
「仲謀さま、わたしも失礼いたします」
「子龍。くれぐれも! 気をつけて帰れよ。」
「ありがとうございます、玄徳さま」
「いいな、くれぐれも、だぞ!」
「は、はい」
(2011.4.10)
PR
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
フリーエリア
プロフィール
HN:
のえる
性別:
非公開
カウンター
アクセス解析