二次創作。はじめての方はat first はじめに をご一読ください。
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「玄徳さんちの花ちゃん」「孟徳さんちの花ちゃん」「文若さんちの花ちゃん」「公瑾さんちの花ちゃん」「仲謀さんちの花ちゃん」「子龍さんちの花ちゃん」が集まっておしゃべりしている、コネタです。
「あれ? まだ荀花ちゃんだけ?」
「はい。どうしたんですか? そんな引きずるような外套着て…」
「うん、ちょっとね。ねえ荀花ちゃん、制服は? こっちの服を着てるじゃない」
「はい。」
「いつもより地味っぽいけど、確かにこっちの服だよね?」
「はい、これ、わたしがこっちで働き始めた、本当に最初の頃に着てたんです。いま着ると、ちょっと幼いですよね。」
「うん、それはいいんだけど…」
「分かってます。でもわたし、あの服はもう着ないことにしてるから。師匠には悪いんですけど、これがわたしの制服なんです。もう、高校生じゃないから。師匠の花さんにもそう言おうかな、って」
「はあ…」
「なんだか、素直じゃなくて駄目ですね。」
「違うの、わたしも、同じなの。ほら。」
「あ、可愛い~。」
「公瑾さんから最初にもらった服なの。荀花ちゃんと同じよ。やっぱりなんか、あれは着られないの。着てもいいんだけど、なにか違うの。」
「そうなんですよね。ミニスカート、楽でいいんですけど」
「そうなのよね!」
「まあ、それ以外にも理由はあるんですけど」
「え?」
「…こそこそ。」
「それは、ミニスカ、履けないね…」
「でしょう!? なんだかひどいんです!」
「ちょっとわたし、文若さんを色んな意味で見直したわ…」
「お邪魔しまーす」
「入って入って。もう、こんなところに葉っぱつけて。」
「だって孟徳さんが追いかけて来るんだもん。まくの、大変だったんだから」
「まく、っていうより、向こうが折れてくれたのね。」
「そう、だけど。」
「どうしたの。」
「ねえ、やっぱり制服じゃないと駄目かな?」
「…うふふ」
「なによーぅ。」
「だって、今の顔、孟徳さんと同じ。」
「え? 来たの?」
「あなたとおんなじように、窓からね。君も制服着るの? って。なんだか困ってたみたいだった。」
「孟徳さんってば、本当に困ったひとよ。わたしの制服がスゴイことになってるの、忘れたわけでもないでしょうに…ミニスカならなんでもいいか、って思ったみたいだけど」
「…スゴイこと、って、どうスゴイのかしら。聞いてもいい?」
「えーと、斬られちゃって。」
「まあ…」
「ばかなんだもん」
「似たもの夫婦、って本当ね。いまのあなたみたいな顔で孟徳さんもわたしを見てたから。玄徳のところの君なら傷もないのかなって、途方にくれた顔で言ってたわ。そういうことだったのね。」
「ばかなんだもん…」
「いいから、早く帰りなさいよ。孟徳さんが文若さんとか元譲さんに八つ当たりをしだす前に帰って、わたしが足を見せるのは孟徳さんだけですって甘やかしてやればいいじゃない」
「それ、言質取られるからやだ!」
「なんの言質よ。」
「足に始まって、そのうちみんな俺だけだからって言われる!」
「なによ、もうとっくに孟徳さんだけでしょ?」
「それでも癪に障るじゃない!」
「まったく似たもの夫婦…」
「そんなこと言って! 劉花ちゃんのところはどうなのよ」
「わたしね、ひさしぶりに引っ張り出して着てみたら、胸のボタンがとまらないのよー」
「うう、さくっと惚気られた…」
「それにね、なんとなく制服を着たまま赤ちゃんをあやしてたら、玄徳さんがすごく微妙な顔をしててね。その時は何も言わなかったんだけど、あとで雲長さんが来て、玄兄が困っている、って言ってきてね。制服を着て赤ちゃんをあやしてるわたしを見ると、なんだかすごい悪事を働いたような気になるって」
「あははは!」
「どうしてミニスカなんだろうね?」
「ほんとだよね。」
「あーこれ美味しい。」
「雲長さんから教えてもらったんだ。」
「ねえ、劉花ちゃんとか曹花ちゃんとか、制服で来ると思う?」
「来ないほうにカケてもいい。」
「えー、わたしもそう思うし」
「じゃあかけにならないじゃない」
「そっかー」
「そんなこと言って、孫花ちゃんは許してもらったの?」
「仲謀はね、なんかぐだぐだ言ってる。」
「なーんだ、他のとこよりまず自分のとこじゃない。」
「っていうか、あっちの公瑾さんから、制服では来ないでくださいって言われた。」
「ああ、じゃあ周花ちゃんも制服じゃないね。」
「わかんないよ。周花ちゃん、結構言うし。趙花ちゃんこそどうなの?」
「小一時間、懇切丁寧に柔らかいお説教されて、わたしんとこの師匠に苦情を言おうとした。」
「ああ…それは本当に子龍くんだね…」
「で、どうするの?」
「うん、このまま行くよ」
「わあ、やるぅ」
「あ、あれ? 戸が閉まってるよ?」
「え?」
「ちょっと仲謀! なによこれ!! 開けてよ!!!」
「大丈夫だよ、子龍くん助けに来てくれるよ!」
「はい。どうしたんですか? そんな引きずるような外套着て…」
「うん、ちょっとね。ねえ荀花ちゃん、制服は? こっちの服を着てるじゃない」
「はい。」
「いつもより地味っぽいけど、確かにこっちの服だよね?」
「はい、これ、わたしがこっちで働き始めた、本当に最初の頃に着てたんです。いま着ると、ちょっと幼いですよね。」
「うん、それはいいんだけど…」
「分かってます。でもわたし、あの服はもう着ないことにしてるから。師匠には悪いんですけど、これがわたしの制服なんです。もう、高校生じゃないから。師匠の花さんにもそう言おうかな、って」
「はあ…」
「なんだか、素直じゃなくて駄目ですね。」
「違うの、わたしも、同じなの。ほら。」
「あ、可愛い~。」
「公瑾さんから最初にもらった服なの。荀花ちゃんと同じよ。やっぱりなんか、あれは着られないの。着てもいいんだけど、なにか違うの。」
「そうなんですよね。ミニスカート、楽でいいんですけど」
「そうなのよね!」
「まあ、それ以外にも理由はあるんですけど」
「え?」
「…こそこそ。」
「それは、ミニスカ、履けないね…」
「でしょう!? なんだかひどいんです!」
「ちょっとわたし、文若さんを色んな意味で見直したわ…」
「お邪魔しまーす」
「入って入って。もう、こんなところに葉っぱつけて。」
「だって孟徳さんが追いかけて来るんだもん。まくの、大変だったんだから」
「まく、っていうより、向こうが折れてくれたのね。」
「そう、だけど。」
「どうしたの。」
「ねえ、やっぱり制服じゃないと駄目かな?」
「…うふふ」
「なによーぅ。」
「だって、今の顔、孟徳さんと同じ。」
「え? 来たの?」
「あなたとおんなじように、窓からね。君も制服着るの? って。なんだか困ってたみたいだった。」
「孟徳さんってば、本当に困ったひとよ。わたしの制服がスゴイことになってるの、忘れたわけでもないでしょうに…ミニスカならなんでもいいか、って思ったみたいだけど」
「…スゴイこと、って、どうスゴイのかしら。聞いてもいい?」
「えーと、斬られちゃって。」
「まあ…」
「ばかなんだもん」
「似たもの夫婦、って本当ね。いまのあなたみたいな顔で孟徳さんもわたしを見てたから。玄徳のところの君なら傷もないのかなって、途方にくれた顔で言ってたわ。そういうことだったのね。」
「ばかなんだもん…」
「いいから、早く帰りなさいよ。孟徳さんが文若さんとか元譲さんに八つ当たりをしだす前に帰って、わたしが足を見せるのは孟徳さんだけですって甘やかしてやればいいじゃない」
「それ、言質取られるからやだ!」
「なんの言質よ。」
「足に始まって、そのうちみんな俺だけだからって言われる!」
「なによ、もうとっくに孟徳さんだけでしょ?」
「それでも癪に障るじゃない!」
「まったく似たもの夫婦…」
「そんなこと言って! 劉花ちゃんのところはどうなのよ」
「わたしね、ひさしぶりに引っ張り出して着てみたら、胸のボタンがとまらないのよー」
「うう、さくっと惚気られた…」
「それにね、なんとなく制服を着たまま赤ちゃんをあやしてたら、玄徳さんがすごく微妙な顔をしててね。その時は何も言わなかったんだけど、あとで雲長さんが来て、玄兄が困っている、って言ってきてね。制服を着て赤ちゃんをあやしてるわたしを見ると、なんだかすごい悪事を働いたような気になるって」
「あははは!」
「どうしてミニスカなんだろうね?」
「ほんとだよね。」
「あーこれ美味しい。」
「雲長さんから教えてもらったんだ。」
「ねえ、劉花ちゃんとか曹花ちゃんとか、制服で来ると思う?」
「来ないほうにカケてもいい。」
「えー、わたしもそう思うし」
「じゃあかけにならないじゃない」
「そっかー」
「そんなこと言って、孫花ちゃんは許してもらったの?」
「仲謀はね、なんかぐだぐだ言ってる。」
「なーんだ、他のとこよりまず自分のとこじゃない。」
「っていうか、あっちの公瑾さんから、制服では来ないでくださいって言われた。」
「ああ、じゃあ周花ちゃんも制服じゃないね。」
「わかんないよ。周花ちゃん、結構言うし。趙花ちゃんこそどうなの?」
「小一時間、懇切丁寧に柔らかいお説教されて、わたしんとこの師匠に苦情を言おうとした。」
「ああ…それは本当に子龍くんだね…」
「で、どうするの?」
「うん、このまま行くよ」
「わあ、やるぅ」
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「ちょっと仲謀! なによこれ!! 開けてよ!!!」
「大丈夫だよ、子龍くん助けに来てくれるよ!」
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