「玄徳さんちの花ちゃん」「孟徳さんちの花ちゃん」「文若さんちの花ちゃん」「公瑾さんちの花ちゃん」「仲謀さんちの花ちゃん」が集まっておしゃべりしている、コネタです。
　
　
　

　
　
　
　「ねえねえ、周花ちゃん。公瑾さんってきれいよねえ」
　「そうね、世間一般で言うところの美形、だね。」
　「女装させたらさぞ綺麗だろうね！」
　「曹花ちゃんってば。公瑾さんに失礼じゃないですか？」
　「あーでも、それわたしも思ってるよ。絶対頷いてくれないだろうけど」
　「だよねえ！　ねえ周花ちゃん、協力してよー」
　「公瑾さんは意外に肩幅あるから似合わないと思うよ…？」
　「文若さんは絶対無理ですから！」
　「…うん、すすめない」
　「うちも無理だなー。」
　「孟徳さんは細身だけど、どうかなあ」
　「言い出したひとが逃げるのはダメ！」
　「ねえわたし、噂を聞いたんだけど。子龍くんって女装したらしいよ。」
　「ええ！？」
　「なにそれ！　見たい！」
　「ちょっと劉花ちゃん、子龍くんとこの花ちゃんに声かけてよ！」
　「ケータイってもう動かないんですよね？　ああ、絵を描いてもらったらどうでしょう？」
　「荀花ちゃん、意外に乗り気だね…」
　「ねえねえ、仲謀って似合うかもよ？」
　「ああ、凛々しいですものねえ。」
　「大喬さんと小喬さんに手伝って貰おうかなあ…うふふ」
　
　
　
　「女子はなぜ、ああいう話題が好きなのでしょうねえ」
　「じょ、女装…」
　「まあお前はまず似合わないな、文若。」
　「似合わなくても政務に支障はございませんっ」
　「しかし、子龍がそんなことをしていたとはなあ。いったいどういう状況だったのだろう」
　「趙子龍って、俺のところから花ちゃんを連れ去ろうとしたやつだな！」
　「これだからジジイは。いつまでも根に持ちやがって」
　「へえ、じゃあお前は玄徳が最初に花ちゃんに会ったのは悔しくないのか？」
　「いま俺のところにいるんだから構わねえよ。…それよりも…」
　「どうなさいました、仲謀さま」
　「なんか悪寒がするぞ…」
　
　
　
（２０１１．２．２１）

[24回]