二次創作。はじめての方はat first はじめに をご一読ください。
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「公瑾さんちの花ちゃん」と「文若さんちの花ちゃん」と「孟徳さんちの花ちゃん」が出会ってにこにこしゃべっているだけの小ネタです。
「わあ、あったかーい」
「本当だねえ。やっぱり温泉っていいなあ。」
「仲謀に、違った、仲謀サマに教えて貰ったの。ああ、寛ぐなあ~」
「孟徳さんは、こういうところをたくさん知っていそうですけど」
「連れて行って貰ったことないなあ。忙しいから。」
「孟花ちゃんが欲しいって言ったら、館に作ってしまいそう…」
「あのひとは絶対やるわ。それで文若さんにめちゃくちゃ怒られるのよ! わたしが!」
「でも、そういうふうなお金の使い方って公瑾さんも似てるかも…」
「意外です。なんだか、きっちり小銭まで管理してそう」
「そうでもないよ? 軍人だけど、名家の出だもの。遣う時は遣うよ?」
「文花ちゃんは慎ましそうね?」
「そうでしょうか。文若さんも、びっくりするような値段の髪飾りを、ひょいとくれたりしますよ?」
「でも毎日だったりしないよね?」
「毎日? 毎日くれるの?」
「…孟徳さんなら、やりそうです…」
「一回ね、それでとっても喧嘩したの。それ以来、回数は減ったけど一回一回に掛ける金額が大きくなったの。」
「変わらないじゃないですか」
「そうなのよー! 今日も髪飾りは新しいのをしていきなさい、って。」
「西の石だったよねえ。さすがだなあって思って見てたよお。」
「そういう周花ちゃんも、髪に挿した生花はとても綺麗でしたよ。…顔が紅いですよ? 周花ちゃん」
「石などではあなたの愛らしさが引き立たない、って言われたなあ、って…」
「…すごーい…」
「わたしたちが綺麗に見えるとしたら、そう言ってくれるからだよね。お金じゃないよね。」
「そうですね!」
「じゃあ、湯上がり肌が色っぽい荀花ちゃんも、それなりにそういう言葉を貰ってるんだね~」
「だよね~」
「ねえねえ、あの真面目なひとがどういうこと言うの?」
「もう、ふたりってば!」
「丞相。」
「んー?」
「浴場の壁にへばりつくのは如何なものかと存じます」
「そこの都督! どうして混浴じゃないんだ!」
「では、魏の丞相殿は、あなたの花殿の裸体を他の殿方に見られても構わぬと」
「そんなことしたやつは首を刎ねる」
「では、問題はございますまい」
「でもつまんない! あー、なんて言ってるのかなあ。」
「魏の尚書令殿のお噂のようですよ。」
「何!? なぜわたしの噂など…」
「なんで文若の噂なんかするんだよ! 花ちゃんという花ちゃんは、みんな俺の噂をしてればいいんだ!」
「尚書令殿。剣がこの場に無かったことは喜ぶべきなのでしょうか、悲しむべきなのでしょうか。」
「あちらの花殿のために、喜ぶべきことと考えておいたほうがよいと思うが。」
「そうですね。『花』が悲しむのは心の痛むものです。」
「花ちゃーん! 今度は一緒に入ろうねー!」
「なんという不埒なことを大声で叫ばれるのです!」
「えー、文若はお風呂に一緒に入ったりしないのか?」
「い、一緒、に…!?」
「確かに、背中を流して貰ったりするのは気持ちが良いものです」
「都督殿、まで…」
「お前の花ちゃんもきっと一緒にお風呂に入りたいな、と思ってるぞ~」
「わたしの花はそんなことを思ったりいたしません!」
「髪を洗ってあげたりすると喜びますよ」
「…喜ぶ…」
「そうそう。男の人の力は気持ちいいですね~とか言うよなー」
「なんでもあちらでは、そのような職業もあるそうですね。びようし…と言いましたか。」
「…」
「文若?」
「…のぼせておいでのようですね。」
(2010.11.26編集)
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