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二次創作。はじめての方はat first はじめに をご一読ください。
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 文若さんのおくさまの花ちゃんが、とつぜんちっちゃくなりました、というコネタです。 …すみません都督をオトナに戻してないのに…しかし続かないはず、です…よ…
 発売記念日なのに、なにをやってるんだワタシ…
 
 
 


 
 
 
 「…」
 「ぶんじゃくさん…? むー、おはよう、ございま、す…」
 「はな…か?」
 「どうしたんですか?」
 「ほ、ほんとうに花、か!?」
 「きゃっ、い、痛いです…かたをつかまないでください…あれ?」
 「は、花、か…花なのか…」
 「わたし、わたし…ちっちゃい!」
 「ああ…どうも、幼児のようだな」
 「ななんで!? どうなってるんですかこれ!」
 「わたしに分かるものか。しかし、困ったな。これでは出仕もできぬ…こ、これ、泣くな」
 「だってだって、さいしょにしんぱいされるのがおしごとなんですか? わたし、ぶんじゃくさんのおくさんなんですよ?」
 「そうだな。」
 「じゃあ、おくさんらしいことしんぱいしてください!」
 「妻らしいこと…など、この昼日中に言えるものか!」
 「やっぱりそれしかないんだ! ぶんじゃくさんのばかばか!」
 「叩くのは止めなさい! …仕方ないな。」
 「きゃ!」
 「花」
 「…ひざのうえにのせてくれたってわたしはきげんをなおしたりしません」
 「他の誰にもできぬことだと、思ってはくれぬのか?」
 「…」
 「は・な?」
 「じゃあ、このかっこうでもぶんじゃくさんのそばにいていいですか?」
 「当たり前だ。」
 「よかった…よかったですぅ…うわーん」
 「これ、もう泣くな。どのような姿になってもお前はわたしの妻なのだから」
 「うさぎとか、ねことかになってもそばにいていいですか?」
 「…できる限り回避するようにしろ」
 
 
※※※ 
 
 
 「ぶんじゃくさん…」
 「なんだ」
 「…やっぱり、おしごといくんですか…?」
 「どうしたのだ」
 「だって…ちいさくなるといえがひろくてこわいんです」
 「おかしな事を。お前はここに暮らしてしばらく経つだろうに」
 「そう、なんです、けど」
 「早く帰るようにする。では行ってくる」
 「…ほんとうに…はやくかえってきてくださいね?」
 
 扉の影から小さい花ちゃんが半分だけ顔を出して涙目でこっちを見ています。
 
 「…分かった」
 「ぶんじゃくさん?」
 「わたしが一日休んでも丞相府はびくともせぬだろう。今日は休むことにする」
 「ほんとうに? ほんとう、に!?」
 「お前が小さくなった訳を探らねばならん。良いか、遊ぶために休むのではないぞ」
 「はい!」
 
 
(2011.2.19)

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