二次創作。はじめての方はat first はじめに をご一読ください。
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こねた、有名なせりふ。verです。リクエストに追いつかなくてごめんなさい!
「お風呂にしますか、ご飯にしますか、それともわたし、ですか?」
目元どころか顔中を紅くして上目遣いに言う花に、文若はつかの間、見入ってしまった。深夜であるから風呂というべきだろうが、すぐ口が開かない。とりあえず、一番の不安材料を口にする。
「それは、丞相から聞いたのか?」
妻は俯いたまま、激しく首を振った。
「これは、わたしの国の台詞で…」
俯いたうなじまで紅くした妻をまたつくづくと見る。そして、その小さな体を抱き上げた。短い悲鳴をあげた彼女が自分の首にしがみつき、狙い通り間近になった妻の顔をのぞき込む。そうして、微笑んだ。
「ではわたしも聞こう。夕餉にするか、沐浴にするか、それともわたしがいいか?」
僅かの間をおいて、もうこれ以上紅くなれないというほど固まった妻に、文若は朗らかに笑った。
(2011.8.3)
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