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二次創作。はじめての方はat first はじめに をご一読ください。
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 「玄徳さんちの花ちゃん」「孟徳さんちの花ちゃん」「文若さんちの花ちゃん」「公瑾さんちの花ちゃん」「仲謀さんちの花ちゃん」が集まっておしゃべりしている、コネタです。


 
 
 「…」
 「なにをふてくされておいでか存じませんが、花殿たちがこわがっておりますよ」
 「放っておけ、都督殿。やつは花に贈り物をしても断られない機会を逃しただけだ」
 「それだけですか。では取り合うこともございませんよ都督殿」
 「こら文若! お前はちょっとは慰めろ!」
 「丞相をお慰めする『わたし』など、どこを探してもおりますまい」
 「若造! お前は聞くよな!」
 「やだね」
 「…非常に面倒、という感は拭えませんが、仲謀さまにかわってお聞きいたしましょう。なにごとです」
 「花ちゃんが『ほわいとでぃ』を教えてくれなかったんだ!」
 「…」
 「だから言ったろう、くだらないと」
 「『ばれんたいんでぃ』のお返しをしてもいい日なんだ! ああ、そんな日があったら離宮のひとつも建てたのに!」
 「オッサンがそう出るのがわかってだから黙ってたんだろ、お前んとこの花」
 「じゃあ聞くが、若造のところのかわいい花ちゃんは教えたのか!?」
 「教えてもらう必要なんかねーよ。あいつは隣でおんなじ月を見てることだって嬉しそうに笑うからな、それが特別な日になる。元から決められた日なんかいらねえ」
 「…」
 「さすが仲謀さま。」
 「度量が違うな」
 「呉の太守にふさわしいご器量ですね」
 「お前ら! 覚えてろよ!」
 
 
~数日後~
 
 
 「今回はなぜ集められたのだろうな。」
 「ったく、面倒なオッサンだな。」
 「そう肩身を狭くすることはありませんでしょう、尚書令殿。あなたの丞相ではございませんよ」
 「かもしれませんが、どうも習い性です」
 「はははは、集まったな!」
 「…うるせえ」
 「今日はどういう趣向だ、孟徳。」
 「これからお前たちに、花ちゃんを当ててもらうぞ!」
 「「「「…」」」」
 「いかがいたしましょう、もう射落としたい気がするのですが」
 「最後まで聞いてみたらいかがか、都督殿」
 「これから、あのすだれのむこうに同じ格好をして顔を隠した花ちゃんたちが現れる。自分の花ちゃんをちゃんと当てられなかったやつの花ちゃんは、俺が連れて帰る!」
 「…やはり射落としたほうがよさそうですね」
 「玄徳、俺は下手から行く。」
 「ならば俺は上手に回り込む。」
 「くるなら来てみろ! 花ちゃんは返さないからな」
 「ほう、さすが、ずいぶん命知らずなことをおっしゃる」
 「まったくだな。それも今までだ。」
 
 
 (続きは後日。)
 
 

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